DVDを観ながらエントリー!
実は先週,隣の彼(AKIRAの彼ね!)に100万部以上も売れた本を買わずに借りて読みました(笑)
なかなかよかったんで,本日彼からDVDまで借りて観ました。
(なぜならトウチョク中)
あさくらさんの原作に流れるこころをささべ組がすばらしい画にしてくれました。音もいいよ。
敬輔役の吉岡くんはまってます。
まり子さん役のゆりこさん素敵だ(ぽっ・・ハート)
山の中の舞台がうみになりましたが,とてもきれいです。
じぇんが☆☆☆☆です(ahahaさん風に評価 笑)
人生が長くても短くても,死ぬとき,最後の最後で感謝できる人って幸せだ。
その感謝できるチャンスを与えた人も幸せだ。
そんなチャンスが与えられる奇蹟は誰にでもあるわけでなく,
だから奇蹟のストーリー。
ちおりちゃんのようにチャンスを与える立場にいるって言うとおこがましいが・・・・
ある意味,神様,牧師様と同じように医者もそんな立場に,
実は知らないうちに立たされていたりする。
もちろん病気を治すことが医師の第一のお仕事です。
末期がんの患者さんに対して病気のことだけ考えれば,この治療しかないと説得する。
期待される治療効果が絶望的な数字でも,どんなにお金がかかっても,患者がどんなに苦しがっても。
その治療を進めれば,医者のまたは患者や家族の自己満足は完結する。
失敗しても自分は精一杯やったと。うまくいかなかったのは,病気が悪いと・・・
そんなドクターを(自戒をこめて)マスターベーションドクターと言う・・・・・_| ̄|○
治る病気は(間違わなけりゃ・・・)誰が治療しても治ったりする。
正直なところ,自分でなかったら治らなかったかもって経験は今まで2人くらいしかないです(さりげなく自慢かよ・・・)。
(実は,二人とも標準的な治療でうまくいかず,わずかな可能性にかけてサバイブした若者達)
逆に,自分でなかったら治っていたかもよ・・・・って思うことのほうが・・・・_| ̄|○_| ̄|○_| ̄|○(自爆)
末期がんなど治らない場合は緩和医療に入るわけですが。
このとき幸せに最後をむかえれるかってことは・・・・
ホント・・・・何年やってても・・・・ホントにホント・・・・難しいよ・・・・・
告知後に事実を受け入れるまでは,怒りや悲しみなどのいくつものこころの階段を登っていく。
受け入れても,もちろん人生に未練はあるだろうが,未練を感じつつ周りに感謝するまで階段を登っていけたひとはうつくしいぞよ。ゆりこさん(ハート)
じぇんがも最後くらいはまわりに感謝して,幸せな気分で昇って行きたいよ。
残念ながら胃癌などの末期の固形癌は血液のがんと違ってなかなか一発逆転は効かない。
2ヶ月くらい前,末期の受け持ちだった胃がんの患者さんが亡くなった。
お見送りのときに,遠くから駆けつけ最後の1週間を一緒に過ごした娘さんに,
”父は先生をはじめ,スタッフのみなさまに心から感謝しておりました。
父のような患者さんに今まで通りやさしい医療を続けてください。ありがとうございました。”
と,感謝されました。
いえいえ・・・こちらこそありがとうです(涙)
回診では
”先生たまには来なくていいよ。休みなさい。”
”今日はここが調子いいよ!”
など,苦しいはずなのに最後まで家族やスタッフに感謝をして旅立たれた患者さん。
とてもやさしくてきれいなおかおでした。
ずっとだれかに彼のことをお話したかったんだけど,これを観るまで忘れてた・・・_| ̄|○
四日間の奇蹟で今おもいだしたぞよ。
ご冥福をお祈りしています。